健康は腹八分目

健康は腹八分目

神戸 三宮・元町の観光情報や食べ歩き

夏の登山には熱中症とともに高山病にも注意

この記事をシェアする

登山やハイキングをされている人は、ご存知だと思いますが、高山病予防の薬があります。

  

高山病とは

 

高山病とは、2500m以上の高所に登った時点から、6時間~数日以内に頭痛、めまい、食欲不振、脱力、呼吸困難などを示す低酸素環境ていさんそかんきょう症候群です。

 気圧の低下に伴って、酸素分圧が低下することによる低酸素症が主な原因です。高地へ登るまでの速さ、労作ろうさの程度、紫外線や寒冷、乾燥の程度などが高山病の発生を助長します。

 

引用元 サービス終了のお知らせ

 

高山病になった経験
 
 

世界遺産に登録される前の富士山登山 

 

山頂近くで激しい頭痛に襲われて、下山してくと、嘘のように治りました。

 

原因は、富士山は、一般的に山小屋で1泊して上るのですが、 この時は日帰りで行った為、急に高度が上がって高山病に罹ってしまったとおもわれます。

 

②2011年に中国雲南省麗江玉龍雪山(最高峰は5,596m)にロープウェイで上る

 f:id:holoholozoku:20170728114236j:image

 

玉龍雪山には、標高3,356mの地点までバスで行き、そこからロープウエイに乗り換えて標高4,506mまで行きました。

 

f:id:holoholozoku:20170728114248j:image

 

f:id:holoholozoku:20170728114351j:image

 

f:id:holoholozoku:20170728114432j:image

写真に写っている山上は寒いのでツアーで行くとダウンジャケットを貸してくれます。

 

あとバスに乗る前に1人1個酸素ボンベをもらえます。

 

ロープウェイの中でこまめに酸素を吸って予防をしていましたが、全くの無駄でした。

 

ロープウエイを降りた瞬間、立って歩くのが困難なほどのふらつきをおぼえました。

頭痛や吐き気はなかったのですが、大事をとって近くにあったレストランで飲み物を買って休憩しました。

 

元気な人は、そこから万年氷河を眺めながら40分くらいかけて、さらに上の標高4.680mの展望台へ登っていきました。

 

f:id:holoholozoku:20170728114532j:image

 

 高山病にかかった原因

  • もともと高山病になりやすい体質
  • 酸素ボンベの量が充分ではない
  • ロープウエイが日本のより速い速度で上がる為、高度順応ができなかった

が考えられます。

 

高山病の予防薬があるのを知ったきっかけ

 

最近知り合いから、ヒマラヤ山脈のアンナプルナのベースキャンプにトレッキングツアーに参加した話を聞きました。

スタート地点(標高2,000m)から4・5日 かけて最終目的地のアンナプルナのベースキャンプ(標高4,000m)に行くコースでした。

標高4,000mの高さに行くということで事前に高山病予防のために診療所で高山病の薬をもらっていったとのことです。

「えっ、高山病の薬なんてあるんだぁ」と思い聞いてみると、内科の医者に行って処方してもらったとのことです。

 

 高山病の予防薬

 

高山病の予防及び治療に効く薬は3種類あります。
その中で一番使いやすい薬はAcetazolamideアセタゾラミド(商品名 Diamoxダイアモックス)です。この薬を高地に上がる前に飲んでおけば山酔いを防止することができます。また症状が現れてからでも服用すれば早急に改善されます。この薬の作用により、血液が酸性となるために呼吸が刺激されて増加し、その結果高地に順応することができます。通常の投与量は250mgを1日2回高地に行く前の日から服用します。125mg1日2回でも同様の効果が得られて副作用が少なくなると言われていますので、私どもは125mg1日2回の服用をお勧めしております。この薬に対するアレルギー反応は稀ですが、アセタゾラミドはスルフォンアミド化合物であるため、サルファ剤にアレルギーのある方の服用はおやめください。
Dexamethasoneデキサメタゾンは副腎皮質ホルモン剤ですが、山酔いと高地脳浮腫の予防と治療に効果があることが知られています。この薬剤により高山病の症状は改善しますが、高地に順応する効果はありません。そのため、服用している間だけ症状を抑えますので、もし高地にいく途中で薬がなくなったら、高山病の症状が急に現れる危険があります。高地に旅行される方は、まず山酔いの防止のためにアセタゾラミドを服用して、激しい症状が出たときのためにデキサメタゾンを持っていた方がよいでしょう。投与量は6時間毎に4mgです。
Nifedipineニフェジピンは高地肺水腫を起こしやすい人に対して、高地肺水腫を予防し改善することが知られています。投与量は8時間毎に10mgです。

 

 

引用元  高山病で死なないために

 

まとめ

  • 2,500m以上の山に登るときは、高山病に罹る可能性があることを知っておき、どんな症状がでて、どう対処すればいいかメモして行く。
  • 酸素ボンベ(10L)ぐらいで長時間対応できないので症状がひどい時は下山が一番いいみたいです。
  • 高山病予防薬はドラッグストアでは売っていない。
  • 高山病予防薬は特定の病院でしか処方されておらず、しかも自費である。(近畿の指定病院のリンク )

    近畿エリア | 日本旅行医学会

  • 海外の高地に行く場合は気候や、ロープウエイの速度のなど日本と違うこともあるので事前に調べておくといいと思います。

次回高地に行く時は、高山病予防の薬を持って行きたいと思います。