こむらがえりによく効く漢方薬、ストレッチ、指圧
寝ているときや運動中、運動後に「ピーン」という感じで、こむらがえりになったことはありませんか?
とっさに足をストレッチして快復させたりしますね。
こむら返りとは筋肉が痙攣している状態のことです。
これになるにはいろいろ原因があります。
主な原因は
- 水分不足
- 冷え
- 過度の運動
などが考えられます。
暖かい恰好をして、あまり運動をしないのにこむら返りになるということは、水分の不足が考えられます。
寝ているときに、よくこむら返りになる人は、寝る前に水分を取ることをこころがけましょう。
ストレッチ以外にも方法があるので紹介していきたいと思います。
治療方法
漢方薬を飲む
こむら返りによく効くといわれているのは、芍薬甘草湯です。
芍薬甘草湯
適す疾患
体力に関わらず、筋肉の急激な痙攣を伴う痛みのあるものの、こむらがえり、筋肉の痙攣、腹痛、腰痛
注意事項として
症状があるときのみの服用にとどめ、連用はさける。
まれに重篤な副作用として、肝機能障害のほか、間質性肺炎、鬱血性心不全や心室頻拍を生じることが知られており、心臓病の診断を受けた人は使用を避ける。
これは使用されている、生薬によるものである。
芍薬
沈痛痙攣作用、鎮静作用
内臓の痛みにも用いられる
甘草
成分としてグリチルリチンやフラボノイドのリキチン
グリチルリチンにはステロイド様作用、抗炎症作用、抗潰瘍作用、鎮咳作用があり、とくに肝機能改善薬として広く用いられている。
禁忌
次の患者には投与しないこと
アルドステロン症の患者
ミオパチーのある患者
低カリウム血症のある患者
ストレッチをする
筋肉を伸ばしてあげ、温めたタオルで温めてあげるのが良いです。
軽く揉むのは良いですが、あまり強く揉まないほうが良いです。
足を指圧する
築賓(ちくひん)ツボの名前
内くるぶし上5寸(足関節と膝との下から1/3あたり)、腓腹筋下垂部の内縁とヒラメ筋との間の陥凹部
飛揚(ひよう)ツボの名前
外くるぶしの上7寸(足関節と膝とのほぼ中間)、腓腹筋下垂部の外縁とヒラメ筋との間の陥凹部
承山(しょうざん)ツボの名前
アキレス腱の後面を指で擦上し、指の止まるところ
膝裏とかかとの中間あたり
こむら返りなった時に、このツボをゆっくり5秒ぐらいかけて、指圧する。
足のこむら返り予防におすすめの食べ物
筋肉疲労に役立つタウリンやビタミンB1が含まれた食材や、カリウムを含んだ食材がおすすめです。
ビタミンB1
豆類、豚肉、レバー
カリウム
バナナ、キウイ。キュウリ、アボガド
最後に薬局やドラッグストアーで漢方薬を購入する際は、薬剤師や登録販売者にご相談の上、ご購入ください。
こむら返りを何度もくり返す人は、ほかに病気が潜んでいる場合もあるので、一度、医療機関を受診することをおすすめします。